人は自身がすることに明確な意味があるほど、または明確な目的がある、意欲が湧き、パフォーマンスが上がるという話をイソップ童話から紹介します。
ある人が道を歩いていると、レンガを積んでいる3人の職人に出会います。
それぞれに「ここで何をしているのですか?」と尋ねます。
1人目は「見ればわかるだろう。レンガ積みをしているのさ。毎日毎日、雨の日も強い風の日も、暑い日も寒い日も1日中レンガ積みだ。なんでオレはこんなことをしなければならないのか、まったくついてない」と答え、辛くて不公平だと考えていました。
2人目は「オレはね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これがオレの仕事でね」「この仕事でオレは家族を養ってるんだ。この仕事があるから家族全員が食べていけるのだから、大変だなんて言ったらバチが当たるよ」と答え、家族を養うために仕事があることに感謝していました。
3人目は「歴史に残る偉大な教会を作っているのさ。」「ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ! 素晴らしいだろう!」と答え、教会の完成をイメージし、そこに訪れる人々の幸せまで考えていました。
同じ仕事をしているはずなのに、この3人の違いは何でしょうか?
それは、仕事に明確な「意味付け」や「目的」を持っているかどうかです。
「ただレンガを積んでいる」のと「教会を作るためにレンガを積んでいる」のでは、完成に大きな差がでます。また、幸せの度合いも大きく違ってきます。
自分が勉強や仕事をする際には、意味付けや目的をもって取り組むと、パフォーマンスが上がり、結果が出ると思います。
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